育毛シャンプーにおける3種類「アミノ酸系シャンプー 」「石けん系シャンプー 」「高級アルコール系シャンプー 」のうち、一体どれを選べばいいのか、それは個人の好みに左右される部分が大きいものですが、育毛・発毛という観点からこれらシャンプーを見た場合、自ずと優先順位は決まってきます。
育毛・発毛において重要なポイントは、発毛の土壌となる頭皮の状態を整え、生えてくる髪質を改善させること にあります。
頭皮の状態を最良のものにするには、頭皮を清潔、健康に保つことが第一ですが、それは単に汚れを除去してしまえば良いというものではありません。
頭皮の汚れを取り除くことは、毛根の働きを活性化させる上でも大切なことですが、毛穴に詰まった皮脂汚れのみならず、頭皮全体の皮脂を除去してしまうほどの洗浄力を持ったシャンプーは、かえって頭皮にとっては逆効果 となってしまいます。
本来、皮脂というものは外部の刺激から頭皮を守る役割を果たすもので、なくてはならない分泌物のひとつです。
その皮脂が過剰に分泌されると、過酸化脂質となって頭皮の健康に悪影響を与える物質に変わってしまいますが、除去する分はこの過剰分のみで十分であり、その他のバリアとして必要な皮脂は頭皮に残しておく必要があります。
皮脂の除去し過ぎは、皮脂の過剰分泌を促進させるので、洗浄力の強すぎるシャンプーを使用することは、頭皮にとって悪循環を招きやすくなります。
そのため、適度な皮脂を残しつつ、汚れを落とすというバランスのよさに定評のあるアミノ酸系シャンプーが、頭皮にとって最も良いシャンプー であると言えます。
石けん系シャンプーもアミノ酸系シャンプーの洗浄力に近い効果を発揮しますが、刺激性の点ではわずかにアミノ酸系シャンプーに劣り、さらに使用後は髪がきしむなどのデメリットがあります。
高級アルコール系シャンプーについては、泡立ちがよく、使用感もいいですが、洗浄力が強すぎて必要な皮脂まで除去してしまうこと、また、刺激性の面で他2つに大きく遅れを取っています。
適度な洗浄力が頭皮の状態を整える役割を果たすアミノ酸系シャンプーですが、その主成分であるアミノ酸は、もともと毛髪を構成するタンパク質を作る役割を果たしているため、3種類のシャンプーの中で最も低刺激 であることも特徴です。
髪はケラチンというタンパク質でほぼ構成されているため、アミノ酸系シャンプーを使用すると、アミノ酸の働きにより、傷んだ髪のリペア効果 も期待できます。
さらに、タンパク質は人体の構成にも重要な物質のひとつであるため、髪だけでなく、顔や全身などの肌にも優しく、頭皮はもちろん、シャンプー液による背中にきびなどの肌トラブルを起こすリスクも極めて低く なっています。
総合的に見ると、アミノ酸系シャンプーは育毛に最適なシャンプーであると言え、比較的高価格であるというコスト面でのデメリットを考慮しても、確かな育毛効果を得たいと思うならアミノ酸系シャンプーを使用するのがおすすめです。
もしコスト面できついというようであれば、アミノ酸系シャンプーには刺激や髪質改善という点で少々劣りますが、比較的安価で、高級アルコール性シャンプーに比べると刺激も少ない石けん系シャンプーを使用してみるのもひとつの選択肢です。